障害児の出産を減らす発言。出生前検査は気軽に受けられないと思う。
炎上していたらしいし楽しい話題ではないから書くのはどうかな、と迷いつつ書きます。
茨城では検査をさせて堕胎する方向でいくから減らせるよ?(とまでは言ってないけど、そんな話です)」
と発言した元?教育委員の女性。
男性の政治家に
「女は産む機械なんだから、一台につき2人産んでよね。ヨロシコ♪(もちろん意訳)」
と言われても別になんとも思わなかったけど。
今回はショックでした。
この発言者は女の人なんですよね?
3人もお嬢さんを出産しているとの噂です。
娘「お母さん、私、妊娠したの❤️」
母「初期のうちに検査しなさい。障害があったら下ろすのよ。」
って、言う?言えるー(゚o゚;;?
そこは「良かったね。おめでとう❤️」て一緒に喜びたいな。
私、一人目の妊娠の時に気がつくのが遅かったのです。
初めての産婦人科。
ワクワクドキドキしながら行って妊娠が確定した時、
「おめでとうとございます!」という言葉も雰囲気でもなく、
すぐに障害児のリスク、出生前診断?羊水検査の説明をされました。
「堕胎をするなら早くしないと。時間がないから産むかどうか早く決めてほしい」と。
「病院どうだった^ ^?」とニコニコしながら聞いてきた夫に、
「おろすなら早くしないといけないんだって。羊水検査をすることで流産する可能性があるんだけど。どうしよう(/ _ ; )」
赤ちゃんがエコーで確認できた、幸せな日であるはずなのに。
羊水検査のリスクを書いた同意書をみせながら、連日夜な夜な夫と相談。
障害があるかもしれない結果がでたら、どうする?
おろそうって割り切れる?
悩みながら一年近く妊娠し続ける?
羊水検査で流産してしまったら?
障害があっても私たちに育てられる?
とてもとても悩みました。
私たちは、検査をしないことに決めました。
検査をする夫婦、検査結果で堕胎を決めた夫婦を否定する気持ちは一切ありません。
どの夫婦がどの結論に至っても、胸が押しつぶされそうな不安を感じ、悩み、苦しかったはずです。
でも、検査をするかどうかだけで非常に悩んだ私としては、
「もっと検査をして障害児は堕胎をしちゃえば良いじゃない(これも意訳)」
と簡単に言われてしまうと非常に複雑な気持ちになります。
その発言を、茨城県県知事は一度は「問題ない」と判断したそうで。
この女性は、教育委員でしたよね?
折しも、今度(2016年)の4月から、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されるこの時期。
別名「障害者差別解消法」。
障碍児でなくても、子どもに関わる法律だと思うのですが、あまり話題になっていないような気がします。
この法律については、次に書こうと思います。