相続放棄をした話。相続は、するもしないも面倒。
生まれてくる命があれば、去る命もある。
今は、悲しみも、重さも、心にはなくて。
ただの事実として書きますね。
育休中に、私に2つの相続話がありました。
ともに遠方。
両方とも、親族間で揉める、借金がある、というような問題はありませんでした。
私は、2つとも放棄。
相続すると大変だし、相続をしてくれる親族がいるからです。
銀行口座を一つ解約するにも、私の実印?印鑑とサインと印鑑証明と…というのを、いちいちいちいちやらなくてはならない。
一つの紙に、相続人が全員回して記入、捺印。郵送で。
不動産もあり、すんなり分けられないものもある。
今回全て整理できても、後から別の口座が見つかって…ということもあり得る訳で。
遠方の私は、看取った訳でもなく、最期のお世話をした訳でもないので、いりません、と放棄。
※自分が放棄をすることで、思わぬ親族に遺産がいってしまうことがあるので注意。
★相続放棄の《手続き》
家庭裁判所に届けて、私が放棄することを受理してもらい、その証明書を取らなくてはなりません。
私が相続放棄が受理された《証明書》、を持って、
相続する人は、
銀行口座を解約したり、不動産を名義変更したり、売ったり、ということが可能になります。
亡くなった人が住んでいた場所の家庭裁判所に申述。
今回の2件とも、すーっごく遠い場所です。
一件は、葬儀に出席したので、翌日その地方にある家庭裁判所へ。
方法を聞いて、書類をもらいました。
(自治体?家裁によって違う)
また、役所にいって、亡くなった人が除籍された住民票を取得。
被相続人(亡くなった人)の住民票除票です。
東京に帰ってきてから
私の戸籍謄本を取り、亡くなった人が住んでいた場所の家裁に郵送で申請しました。
それから、裁判所と郵送のやりとりがあり、受理証明ゲット!
これを相続人に郵送。
一ヶ月以上かかったかも?
相続した人は、これから、です。大変!
★弁護士、司法書士は必要?
数万円払う価値はあるか?と聞かれると…?自分でできます。
もう一件は、遠方、疎遠の親族。
相続人の代表?の親族が、司法書士を通して整理しました。
土地や相続する親族が多い場合は有効かも。
私は何度かの電話連絡を受け、言われた通りにしただけでしたが、それでも面倒でした。
……
今回思ったのは、
残された人が大変だということ。
銀行口座は少なく、不動産より動産。
身の回りの物も少なくしておきたい。
今回は私の親族だから良かったけれど。
義実家は、葬儀やお墓はどうしたいのかな?
夫に、元気なうちに聞いてもらいたいのですが、嫌がられました。
当然です。でも、入院してから…なんて、縁起でもなく聞けなくなってしまう…。
姑には、「放棄した?勿体無い!」と言われてしまい、こっちもめんど〜^^;
何はともあれ、復帰前に相続放棄ができてホッとしました。