誕生日がバレンタインデーの、とある女の子のお話し…。
今週のお題「バレンタインデー」
はてなブログ。
今週のお題は バレンタインデー です。
……………。
バレンタインデーのエピソード、を書く前に。
私は、SNSが怖い。ネットシャカイが怖い。
ツイッターが炎上、フェイスブック、ブログで顔バレ、実社会に影響が怖くて。
…やっと、ブログをはじめた小心者。
だから、身元がバレるような、私の情報は出しません。「誕生日をネットに晒す」なんて以ての外!
※以下、長文、《フィクション》です(=゚ω゚)ノ
…………
「バレンタインデーが、誕生日だと辛いだろうなぁ〜」と思う。
女の子の一大イベント。
お年頃は、結構長い。
小学生?中学生?高校生?大学生?社会人?
その間、誕生日を一緒に祝ってくれる女友達は少ない。女友達の誕生日より、サッサと彼に告白しに行く方が一大事。
「女は友情より愛情」なんて、物心をついた頃から思い知らされている。
みんな、彼のためのプレゼントで節約モード全開。
誕生日プレゼントは、手作りチョコレートや、ケーキ、クッキーなどのスィーツ。
…の、端切れ?だよね?
私が食べる顔をじーっと見る。
「おいしい?どう?」
…ど、く、み、かぁー!(−_−#)!!!
というのが続く。続く。続く。
「美味しゅうございます」としか言えない。
中高生の女の子が初めて作った、甘ったるいチョコレート味の諸々。次から次へと、色んな女友達が自信作を持ってくる。
「そんなのを食べて喜ぶのは、あんたの父親ぐらいだ!」
とはね、言えないでしょ?
それをもらう、モッテモテのイケメン男子も同じ気持ちだと思うけど、もらった個数を自慢できるだけ羨ましい。
数年後。彼氏ができたバレンタインデー。
変わらず、女友達からはチョコレート関係のプレゼント?試作品?ばかりだった。チョコレート味には飽きたから。
彼と「生クリームの」誕生日ケーキを買いに行った。
遅い時間には、チョコレートの、それもハート型のケーキしか売ってなかった。仕方がないから、それを買って祝う。
「バースデーケーキは、予約が必要」と学んだ。
チョコレートが嫌いな訳ではありません。
「私の為ではなく作られた甘たるい物を、その場で食べ、感謝をして、良き感想を言わなくてはならない」
ということの連続に、ウンザリ、ミジメ、ちょっと悲しいだけ。
「私の誕生日」を祝ってもらった気持ちには、到底なれなかったから。
チョコレートは大好き。飛行機を乗り継ぎ、片道一日以上かけて、治安の悪いカカオの産地にまで行って、砂糖たっぷりの甘ったるい味付けに幻滅した。
結局、チョコレートがおいしいのは、ベルギー、フランス、ドイツ、日本。だと思う。
銀座が一番かも知れない。世界中の色々な素晴らしいチョコレートを、コンパクトな場所で嗜む事ができる、治安が良い地区は、他に知らない。星の王子様、リアル版を体験した。
話を戻して、
テレビではチョコレートの特集と、北朝鮮関連のニュースばかり。
リアルでは、女の子が集まって恋バナ。
私の誕生日の話どころでは無い。
あまり良い思い出はないけれど、高校生、大学生の頃は、男の子たちから沢山の誕生日プレゼントを貰っていた。
それは、「義理でも良い。チョコレートが欲しい」という男の子の友達らに、「誕生日プレゼントをくれるなら、チョコレートをあげよう」と、物々交換を提案したから。
私は、男の子たちに、義理には見えないチョコレートを渡し、沢山のバースデープレゼントを貰った。
かくして、彼らは「バレンタインデーにチョコレートを貰った」という大義名分?とニセの戦利品を持って、自宅に帰り、母親、姉、といった家族らに報告を出来たのである。
今で言うウインウインな取引。甘い恋心なんて皆無だった。聖人バレンタインには申し訳ない。
時代が変わり、北朝鮮の主席は息子になったが、やっぱり北朝鮮がニュースを賑わしている。
なんとも言えないような、手作りチョコをくれた女友達らは、いつの間にか疎遠になってしまった。
社会人になって知り合った女性からは、高級チョコレートを頂くようになった。
いくつ貰っても嬉しくて、美味しく頂いている。
明日は土曜日。銀座にバレンタインデー用のチョコレートを買いに行く。夫のよりも、ちょっと良い物を余分に買って、自分への誕生日プレゼントと称して、夜な夜な1人で食す。
そんなバレンタインデーになると思う。
「ドキドキしながら、片思いの相手にチョコレートを渡し、愛の告白をする」ということを、しないまま年を取ってしまった。
某議員や某タレントのように、不倫をするつもりはないから、もう一生ないだろう。
そう思うと、少し残念ではある。
と、書いていたところで、夫が言った。
「誕生日ケーキ、予約してるよ」
あの誕生日。生クリームのホールケーキがなくて、ハート型チョコレートケーキを買って祝ってくれた、彼。
今は夫である。
今年は初めて4人で迎える「バレンタインのついで」でなく、ちゃんとした「私の誕生日」に、なりそうだ。
以上、お題が「バレンタインデー」と聞いて、思ったことを書いてみました。おしまい。
※この物語は、フィクションです(・ω・)ノ
↓バレンタインデーを英語で何て言うでしょう?
そのまんま、ですけど。良かったら覗いてください。